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(製品・技術紹介)

循環流動層下水汚泥焼却炉/循環流動層下水汚泥焼却炉

分類 汚泥処理設備-焼却・溶融 [ この分類の技術一覧 ]
名称 循環流動層下水汚泥焼却炉
商品 循環流動層下水汚泥焼却炉
会社名 株式会社 神鋼環境ソリューション[会社概要][技術情報一覧
問合せ先 第一営業本部 水処理第一営業部
TEL : 03-5739-6531(直通)  FAX : 03-5739-6963

概要

従来、下水汚泥脱水ケーキの焼却炉としては、気泡流動層焼却炉が主流ですが、
(1)汚泥性状の変動に強い焼却炉が欲しい
(2)排ガスを今以上にクリーンにしたい
(3)狭い敷地に大容量の汚泥焼却炉を設置したい
というニーズに答えることができる次世代の焼却炉として循環流動層焼却炉を商品化しました。
 循環流動層焼却炉は、焼却炉本体とホットサイクロン及びループシールで構成されており、高速のガス流に伴い流動砂が焼却炉・サイクロン間を循環します。

特徴

1)広域処理等の多種多様な汚泥焼却
高温の流動砂の循環により炉内温度を均一に保つことで、気泡流動床炉では運転が困難となりがちな高含水率ケーキから自燃ケーキまで性状変動・負荷変動を問わず、安定した運転が可能です。よって広域処理等の多種多様な汚泥処理に最適です。
2)高いし渣・沈砂との混焼率
性状変動・負荷変動への対応が容易なことから、し渣・沈砂の混合焼却に最適であり、高い混焼率(30%程度)での処理が可能です。
3)極めてクリーンな排ガス
高温での完全燃焼によりCO・NH3・HCN・N2O等を完全分解します。さらに2段燃焼によりNOxの発生を抑制します。
4)省エネルギー化
気泡流動床炉と比べて流動ブロワの容量を小さくできるため、ブロワ単体で約40%の電力消費を抑えられます
5)省スペース化
気泡流動床炉と比べて汚泥面積負荷が4倍~6倍と高く、ガス流速が速いため、炉径を小さくコンパクトにでき、設備の省スペース化が可能です。

適用

循環流動層焼却炉は空塔速度が気泡流動床炉よりも速く、可燃分と空気との接触効率が良いため、あらゆる性状の脱水ケーキにおいて適用できます。また、し渣・沈砂の混焼率も高くすることが可能です。さらに低負荷から高負荷まで(60%~115%)の燃焼運転に対応でき、間欠運転も可能です。

1)規 模:10~300ton/日
2)対象物:脱水ケーキ・し渣・沈砂
3)混焼率:30%程度まで可能

実績

FOSTER WHEELER K.K.との共同開発。
1998年2月 10ton/日規模のパイロットプラントにより焼却実験を実施。
2001年3月 滋賀県湖南中部浄化センター殿に36t/日炉を納入。
2005年3月 滋賀県湖南中部浄化センター殿に120t/日炉を納入予定。

原理と構造

循環流動層焼却炉は、焼却炉本体とホットサイクロン及びループシールで構成されており、高速のガス流に伴い流動砂が焼却炉・サイクロン間を循環します。
 脱水ケーキはループシール出口部に投入され、流動砂と共に炉下部へ流入します。また、し渣・沈砂は脱水ケーキと混練して投入します。
 脱水ケーキは、流動砂と共に1次・2次空気と激しく混合撹拌され、瞬時に分解・燃焼します。
 燃焼排ガスと流動砂は炉外へ飛び出し、サイクロンにて流動砂は捕集されて炉内へ循環されます。
1)焼却炉本体
デンスベッド部:焼却炉下部の流動砂密度が高い部分
 ここには、ループシール出口部で投入された脱水ケーキと、ターンダウンされた流動砂が流れ込みます。1次空気の吹き込みにより流動砂は激しく流動し、脱水ケーキは1次空気と共に激しく撹拌混合され、水分の蒸発・熱分解・燃焼が起こります。補助燃料はこの部分に噴霧投入されます。
ライザー部:2次空気吹き込み部から上部
 2次空気及び増大する燃焼ガスにより空塔速度は4~6m/sに加速し、脱水ケーキ中の可燃分は流動砂の一部及び空気と共に上昇しながら撹拌混合され完全燃焼します。
2)ホットサイクロン
 燃焼ガスとこれに同伴された流動砂はホットサイクロンに入り、遠心力により固-気が分離されます。捕集された流動砂はループシールを通じて焼却炉下部へターンダウンされます。
3)ループシール
焼却炉とサイクロンとの圧力差に起因するガスの逆流を防止するためにループシールを設けています。脱水ケーキ投入は、ループシール出口部から行い、流動砂と共にデンスベッド部に流入します。流入の際、脱水ケーキは流動砂、1次空気と接触し予備乾燥されます。

循環流動層焼却炉システムフロー

1)脱水ケーキ、し渣、沈砂は循環流動層炉ループシール出口部へ定量供給されます。
2)焼却炉へ投入された脱水ケーキ、し渣、沈砂は循環流動層炉で瞬時に焼却されます。
また発生したCO、シアン等の有害物質もサイザー部で高温かつ十分な燃焼空気との混合攪拌をもって完全燃焼されます。
3)燃焼用空気は一次空気と二次空気それぞれが、一次空気ブロワと二次空気ブロワから完全燃焼を行うために最適化された吹き込み位置より供給されます。
4)燃焼排ガスは空気予熱機、白煙防止空気予熱機に送られ、熱回収されます。
5)焼却排ガスのダクトはバグフィルタで捕集されます。
6)焼却排ガス中のSox、HClは排煙処理塔で苛性ソーダにより中和除去されます。
処理された焼却排ガスは、自煙防止空気と混合された後、大気放出されます。

循環流動層下水汚泥焼却炉/循環流動層下水汚泥焼却炉に関するお問い合わせ

問合せ先 第一営業本部 水処理第一営業部
TEL : 03-5739-6531(直通)  FAX : 03-5739-6963

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