活性汚泥動物園

原生動物の観察の仕方

泥活性汚に出現する原生動物はその大きさから肉眼で観察できる種はほとんどありません。したがって顕微鏡を使用しなければなりません。顕微鏡には色々な種類がありますが総合倍率で400倍(対物レンズ10~40倍、接眼レンズ10倍)、十字裁物台付、光量を調整できるコンデンサー付のものであれば十分です。

一般にコンデンサー集光部に青色の昼光色用のフィルターが入っているものが標準ですが、位相差顕微鏡用の緑色フィルターを使用するとコントラストが強く体形・構造が明確に観察できます。先ず活性汚泥を0.025ml採取し、スライドグラスの上に滴下します。そして18×24㎜カバーグラスを静かに乗せて試料が均等に拡散するような状態にします。(この時試料がカバーグラスから漏出するようであれば試料が多すぎます。)そしてその周辺をマニキュアで塗ると水分の蒸発を防ぎ長時間観察するのに便利です。用意できたスライドを十字裁物台の上に置き、光源を入れ、対物レンズは低倍率から高倍率に変えるよう観察をしていきます。 また、動きが早くて観察できないときには、メチルセルロースを混ぜて動けなくしたり、薬物を使用して「マスイ」したりして観察します。普通はカバーグラスの周縁をマニキュアで塗って水分を蒸発させず、溶在酸素を消費させ、弱らせてから観察するとよいでしょう。十字裁物台はスライドグラスを前後・左右にさせる装置です。

参考資料:
重中義信監修(1998)原生動物の観察と実験法 P259 共立出版株式会社
一般社団法人 日本下水道施設業協会
〒104-0033 東京都中央区新川2-6-16 馬事畜産会館2階
TEL:03-3552-0991

協会へのアクセス

ページの先頭へ