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トップ > 技術資料 > 汚泥濃縮脱水用凝集剤の手引き案 > 2-1-2.形状別
高分子凝集剤の形状としては、粉末系の他にエマルジョン系とディスパージョン系の大きく3つの形状に分類できます。昭和50年代後半頃まではほとんどが粉末系の高分子凝集剤でしたが、ハンドリング面での問題(溶解作業性、粉塵)がクローズアップされるようになって、液状のエマルジョン系の高分子凝集剤、さらには油を含まないディスパージョン系の高分子凝集剤が、使用されるようになりました。それぞれの適用性は経済性をも含めて判断され使用されています。
| 形状 | 採用年代 | 特徴 | 適用性 |
|---|---|---|---|
| 粉末 | 昭和30年~現在 | 水溶液重合或いは直接重合により重合後、水分10%以下になるまで乾燥され製品化される。 | 大半の処理場で使用されている。 大容量輸送には、フレコン、 コンテナ等が使用される。 現状最も商品数が多い。 |
| エマルジョン | 昭和60年~現在 | エマルジョン重合で製造され、製品の濃度は30~40%となる。 原液中の高分子凝集剤の粒子は数ミクロンの大きさで分散しているため粘度が低く流動性が高い。 また定量性に優れる。 粉末よりも微粒子状であるため溶解速度が非常に速い。(10分前後で溶解完了する) | 粉末に相当する物性のエマ ルジョンが揃っている。 中小規模の処理場で、ハンドリング改善、省力化を目的に採用されている。 |
| ディスパージョン | 平成~ | 高塩類下での水溶液重合により製造される。濃度は20%前後でエマルジョンほどの高濃度には現在のところできていない。 | 液体系を使用したいが、エマルジョンでは脱水ろ液や処理水の油分が問題となる時使用される。 |