エア・アシスト型省エネ逆止弁/AAチェッキ
分類 |
ポンプ・送風機設備 > その他 [この分類の技術一覧]
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名称 |
エア・アシスト型省エネ逆止弁 |
商品 |
AAチェッキ |
会社名 |
株式会社 電業社機械製作所[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
業務企画室 業務企画課
TEL : 03-3298-5115(直通) FAX : 03-3298-5149 |
概要
曝気用ブロワの逆止弁は、ブロワ定格運転時でも弁体は自重により全開になることはありませんでした。これにより、逆止弁内の流路が狭くなり圧力損失が増え、更に弁体のバタツキも生じていました。
エア・アシスト型省エネ逆止弁(AAチェッキ)は、これらの性能・メンテナンス・故障面など大きく改善された商品です。
特徴
①ブロワメーカとバルブメーカ双方の視点で開発された、画期的な省エネルギー逆止弁です。
②ブロワの吐出し圧力をアシスト力として、確実に弁体が全開となります。
③ブロワが低風量運転(管内が低風速)時でも、常に弁体が全開となります。
④ブロワが停止するとアシスト力がゼロとなるため、弁体の自重で確実に全閉となります。
⑤圧力損失は従来型の約20%に低減します。
⑥可動部が少なく、シンプルな構造で調整が簡単であり故障も少ないです。
⑦従来型逆止弁からAAチェッキに更新が可能です。
⑧スペースや安全性の配慮が必要な場合、カウンタウェイトを省略することができます。
適用
下水処理場向け曝気用ブロワ逆止弁に取り付けが可能です。
実績
2011年3月末日現在、55機場(合計75台)の実績
構造
AAチェッキの構造及びエア・アシストのシステムは下記のとおりです。
①ブロワが運転されることにより、逆止弁に吐出し圧力が加わり、この圧力により弁体が押され一定の開度となります。
②同時に「圧力空気管」より「コントローラ」を経由しエアシリンダに圧力が導入されます。
③エアシリンダに導入された圧力により、逆止弁に開側アシスト力が動き弁体が全開となります。
④ブロワ運転中は弁体が常に全開であるため、常時最少の圧力損失を維持できます。
⑤ブロワが停止すると、圧力とアシスト力がゼロとなるため、弁体が自重により確実に全閉となります。
用途(解決できる課題)
曝気用ブロワ設備では、AAチェッキの用途として以下が考えられます。
①配管系の圧力損失低減により省エネルギー及びCO2の削減を図りたい場合。
②散気装置の目詰まり等で空気配管内圧力の低減が必要な場合。
③最新の超微細気泡散気装置の採用等で空気配管内圧力損失の低減が必要な場合。
④圧力変動による逆止弁のバタツキを防止したい場合。
⑤逆止弁を確実に全開・全閉をさせたい場合。
⑥安全性やスペースの制約でカウンタウェイトを省きたい場合。
図1.AAチェッキの構図
エア・アシスト型省エネ逆止弁/AAチェッキに関するお問い合わせ
問合せ先
業務企画室 業務企画課
TEL : 03-3298-5115(直通) FAX : 03-3298-5149