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(製品・技術紹介)

汚泥発生抑制型水処理システム/ハーフ&ハーフ

分類 水処理設備 > その他 [この分類の技術一覧]
汚泥処理設備 > その他 [この分類の技術一覧]
名称 汚泥発生抑制型水処理システム
商品 ハーフ&ハーフ
会社名 JFEエンジニアリング 株式会社[会社概要][技術情報一覧
お問い合わせ先 水エンジニアリング事業部水システム営業部
TEL : 045-505-7606(直通)  FAX : 045-505-7702

概要

計画処理水量300~3,000m3/日程度の小規模下水処理場向けに、低コストで維持管理が容易な、汚泥発生抑制型水処理システムを開発しました。
本システムは、無酸素状態下で常温可溶化菌を用いて引き抜き汚泥を溶解した後,曝気槽にもどして分解し、減量化を図る技術であり、アルカリ処理と微生物処理を組み合わせた2段階処理システムです。

特徴

①余剰汚泥の発生を抑えられる
水処理系で発生する余剰汚泥を可溶化し、曝気槽で活性汚泥に捕食させて減容化できるので、汚泥処分費の大幅な削減が可能です。
②運転費が安価
少量の薬剤(アルカリ)と微生物の働きにより、曝気を行わない無酸素状態下で汚泥を分解するため、運転費が安価になります。
③維持管理が容易
シンプルなシステム構成と処理条件を採用しているため、特別な維持管理は不要です。
④従来設備に設置可能
従来の下水処理施設に付設するだけでよく、下水処理施設の特別な改造は不要です。

適用

主として、中小市町村の小規模下水処理場へ適用
(計画処理水量:300~3,000m³程度)

実績

平成11年度:本システムの基本技術の開発に着手
平成14~16年度:新潟県津川町水質浄化センター(OD式下水処理場)で実証実験
平成16年度:滋賀県愛東町南部処理場(回分式農業排処理場)で実証実験を開始
本システムは、無酸素状態下で常温可溶化菌を用いて引き抜き汚泥を溶解した後、曝気槽にもどして分解し、減量化を図る技術です。

システムの原理

汚泥(微生物)は強固な細胞壁に包まれており、これが分解速度を低下させる要因となっています。(図1)
そこで、微アルカリ処理により細胞壁を破壊した後、微生物処理を行うことで、分解速度の大幅な向上を実現しています。
実証中の汚泥可溶化率は約50%であり、従来の汚泥引き抜き量で運転を行った場合、余剰汚泥発生量を1/2に低減できます。
理論的には汚泥減容化率100%も可能ですが、本システムでは50~70%の減容化を目指しています。

システムの構成

アルカリ処理と微生物処理を組み合わせた2段階処理システムです。(図2)
【アルカリ処理槽】
微量のアルカリにより汚泥細胞膜を破壊し、微生物反応を促進しやすい構造にします。
【生物学的可溶化槽】
汚泥分解微生物により汚泥を生分解性の高い低分子構造に可溶化し、曝気槽に投入して活性汚泥の栄養源として分解します。

システムの特徴

①余剰汚泥の発生を抑えられる
水処理系で発生する余剰汚泥を可溶化し、曝気槽で活性汚泥に捕食させて減容化できるので、汚泥処分費の大幅な削減が可能です。
②運転費が安価
少量の薬剤(アルカリ)と微生物の働きにより、曝気を行わない無酸素状態下で汚泥を分解するため、運転費が安価になります。
③維持管理が容易
シンプルなシステム構成と処理条件を採用しているため、特別な維持管理は不要です。
④従来設備に設置可能
従来の下水処理施設に付設するだけでよく、下水処理施設の特別な改造は不要です。

JFEエンジの水処理関連商品へ
https://www.jfe-eng.co.jp/#03
図1.システムの原理

図1.システムの原理

図2.全体システムフロー

図2.全体システムフロー

汚泥発生抑制型水処理システム/ハーフ&ハーフに関するお問い合わせ

問合せ先
水エンジニアリング事業部水システム営業部
TEL : 045-505-7606(直通)  FAX : 045-505-7702

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