担体利用下水高度処理システム/Bio-Tubeシステム
分類 |
水処理設備 > 生物処理 / 浮遊生物法 [この分類の技術一覧]
水処理設備 > 生物処理 / 生物膜法 [この分類の技術一覧]
水処理設備 > 高度処理 [この分類の技術一覧]
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名称 |
担体利用下水高度処理システム |
商品 |
Bio-Tubeシステム |
会社名 |
JFEエンジニアリング 株式会社[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
営業本部 営業企画部
TEL:03-5560-6530(直通) FAX:03-3533-4103 |
概要
近年、閉鎖性水域の富栄養化や公共用水域の水質悪化がクローズアップされており、下水の高度処理に対するニーズが高まっています。こうした要請に応えるべく、Bio-Tube(バイオチューブ)システムは、新しい水処理システムを提供するために「バイオフォーカスWT」プロジェクトを通じて開発された技術であります。
バイオチューブシステムはバイオチューブ(微生物固定化担体)を利用することにより、微生物を高濃度に固定化することができ、高効率、低コスト、省スペースの高度処理が可能となります。
特徴
<Bio-Tubeの特徴>
①表面の微小な凹凸により、微生物を保持しやすい。
②硝化菌などの増殖速度の遅い微生物を保持できます。
③比表面積が大きいため、大量の微生物を保持できます。
④水の比重に近く、反応タンク内で均一に分散させることができます。
⑤担体は摩耗に強く、生分解されません。
<Bio-Tube投入による効果>
①高負荷処理、高窒素負荷処理ができます。
②省容量、省スペース化が可能です。
③安定した処理能力が得られます。
④維持管理が容易です。
⑤既設のエアレーションタンクを利用して高負荷、高度処理が可能です。
適用
バイオチューブシステムは、高効率、低コスト、省スペースの高度処理が可能です。バイオチューブシステムは大別して次の4システムがあります。
1)バイオチューブシステムⅠ型(BOD除去システム)
2)バイオチューブシステムⅡ型(高負荷対応システム)
3)バイオチューブシステムⅢ型(窒素除去処理システム)
4)バイオチューブシステムⅣ型(窒素・リン同時除去処理システム)
実績
<実績>
○バイオチューブシステムⅠ型:宮崎県都城ウェルネス浄化センター清流館
○バイオチューブシステムⅡ型:栃木県宝積寺住宅団地終末処理場
○バイオチューブシステムⅢ型:大津浄化センター
○バイオチューブシステムⅣ型:川崎市入江崎水処理センター
福岡市東部水処理センター
近年、閉鎖性水域の富栄養化や公共用水域の水質悪化がクローズアップされており、下水の高度処理に対するニーズが高まっています。バイオチューブシステムにより、高効率、低コスト、省スペースの下水高度処理が可能となります。
<Bio-Tubeの特徴>
Bio-Tube(図1参照)は、ポリプロピレンを基材とした中空円筒状の担体で以下のような特徴を有しています。
1)大きな微生物保持能力
中空円筒状であることから比表面積が大きく、表面には微少な凹凸処理を施しているため、硝化菌などの増殖速度の遅い有用微生物も高濃度に保持できます。
2)良好な流動性
水の比重に近く良好な流動性を有するため、全面散気方式と旋回流式の両方に適用することが可能です。
3)担体の補充が不要
物理学的強度が高く、生分解性も無いため担体を補充する必要がありません。
<Bio-Tubeシステムの効果>
反応タンクにBio-Tubeを投入したBio-Tubeシステム(図2参照)は有用微生物を高濃度に固定化することができるため、以下の効果が得ることができます。
1)省容量、省スペース化が可能
高BOD負荷処理、高窒素負荷処理が可能となるため、省容量、省スペース化が可能となります。
2)安定した処理が可能
BOD資化菌、硝化菌を高濃度に保持することができるため、安定して高い除去率を得ることができます。
3)既存反応タンクへの適用が容易
既存の反応タンクの軽微な改造のみでBio-Tubeシステムに変更でき、高BOD負荷処理、高窒素負荷処理が可能となります。
4)維持管理が容易
硝化菌を高濃度に保持することが可能であるため、A-SRT管理が容易です。
図1.Bio-Tube
図2.反応タンクの概念図
担体利用下水高度処理システム/Bio-Tubeシステムに関するお問い合わせ
問合せ先
水エンジニアリング事業部水システム営業部
TEL : 045-505-7606(直通) FAX : 045-505-7702