難脱水性汚泥対応型ベルトプレス脱水機/ウィンケルベルトプレス
分類 |
汚泥処理設備 > 濃縮・脱水 [この分類の技術一覧]
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名称 |
難脱水性汚泥対応型ベルトプレス脱水機 |
商品 |
ウィンケルベルトプレス |
会社名 |
住友重機械エンバイロメント 株式会社[会社概要][技術情報一覧] |
問合せ先 |
営業推進部営業企画G
TEL : 03-6737-2728 FAX : 03-6635-5723 |
概要
ベルトプレス脱水機は、汚泥性状変動に強く安定処理が可能という特徴を有しています。一方、臭気による作業環境の悪化や洗浄水量の多さが課題となっています。更に近年では、脱水ケーキの低含水率化やライフサイクルコストの低減等の更なる性能向上が・求められています。
ウィンケルベルトプレスは、安定運転を利点とするベルトプレス脱水機について、従来型の課題を解決し脱水性能向上させ低含水率化を実現した新しいベルトプレス脱水機です。
特徴
1.高い難脱水性汚泥対応性
水平ろ過部を従来の3倍以上の長さとすることで、消化汚泥のような難脱水性汚泥の性状が変化した場合でも安定した脱水性能を維持することが可能です。
2.低含水率化
多数のローラを最適な位置に配置可能とした精密フレーム構造の採用と、低圧・中圧・高圧脱水ローラ数を従来の倍以上に増やすことで従来型より脱水性能の向上させることができます。
3.維持管理の向上
密着型カバーにより、臭気漏れを大幅に改善し、全自動洗浄運転により、運転終了後の手間を簡素化することができます。
実績
平成27~平成28年度:地方共同法人日本下水道事業団殿と共同研究実施
平成28年10月:地方共同法人日本下水道事業団新技術Ⅰ類登録
納入実績:1箇所、1台(平成30年2月末現在)
主仕様
1.装置概要
ウィンケルベルトプレスは、密閉タイプとしてユニット化されています。脱水機内部では、まず凝集された汚泥が脱水機最上段の水平ろ過部に流入します。従来の3倍以上の長さを特徴とする水平ろ過部で高濃度に濃縮された汚泥は、従来の2倍以上のローラにより効果的に脱水します。また、長い水平ろ過部を活用した無動力による2液調質により、難脱水汚泥である消化汚泥のさらなる低含水率化を実現しました。
2.構造
フレーム 従来型ベルトプレス脱水機のフレームは、形鋼の組み合わせでローラを配置する構造でしたが、ウィンケルベルトプレスのフレームは厚板にローラや受け樋などの構成要素を取り付ける厚板構造となっています。これにより、ローラの配置自由度が増し、高密度配置が可能となりました。
軸受 三重シール構造で内部にグリースを充填したオリジナルの軸受を採用することで、ベアリングの保護を強化し、部品長寿命化をはかっています。
駆動装置 一つの駆動装置で2枚のろ布を同時に駆動させ、完全シンクロ状態で運転することで、汚泥移送時にせん断力が発生せず、確実な移送が可能となっています。
図1.装置外観
図2.装置内部構造
難脱水性汚泥対応型ベルトプレス脱水機/ウィンケルベルトプレスに関するお問い合わせ
問合せ先
営業推進部営業企画G
TEL : 03-6737-2728 FAX : 03-6635-5723