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(製品・技術紹介)

リン回収システム/フォスニックス(造粒脱リンシステム)

分類 水処理設備 > 高度処理 [この分類の技術一覧]
汚泥処理設備 > リン回収 [この分類の技術一覧]
名称 リン回収システム
商品 フォスニックス(造粒脱リンシステム)
会社名 日立造船 株式会社[会社概要][技術情報一覧
お問い合わせ先 環境事業本部 水処理東京営業部
TEL : 03-6404-0823  FAX : 03-6404-0862

概要

システム概要

造粒脱リンシステム「フォスニックス」は、排水中のリンを固形物リン酸マグネシウムアンモニウムの粒状体(MAP)として回収するまったく新しい技術です。高い除去率を誇る技術は、従来よりも低コスト。しかも回収したMAPは肥料などの有用物として利用できます。

特徴

●低コストのリン除去プロセスです。
●高いリン除去率・窒素成分も除去できます。
●配管のスケールを防止できます。
●生成物は粒状結晶、脱水設備が不要です。
●生成物は肥料として有効利用ができます。

適用

リン回収システムは、高濃度のリン酸態リン、アンモニア態窒素を含む排水に適しています。
●下水汚泥の嫌気性消化脱離液
●下水汚泥の嫌気性消化液
●下水汚泥の熱処理脱離液
●し尿嫌気性消化脱離液
●メタン発酵脱離液

実績

●(一財)日本環境衛生センター 廃棄物処理技術検証「廃技研第5号」
●下水汚泥の嫌気性消化脱離液の返流水で実績あり。
●下水汚泥の嫌気性消化液で実績あり。(配管スケール対策)

1.造粒脱リン法の原理

リン回収の方法
HPO₄²-+NH₄⁺+Mg²⁺+OH⁻+6H₂O
     →MgNH₄PO₄・6H₂O ↓   +H₂O
   リン酸アンモニウムマグネシウム
   Magnesium Ammonium hosphate  鉱物名:Struvite(ストラバイト)
造粒脱リン法
溶存しているリン酸態リンを、リン酸アンモニウムマグネシウムの結晶粒子(MAP)として成長させ、リン資源を回収する方法である。

2.低コストのリン除去プロセス

安価なマグネシウムを用いるので、凝集沈殿法に比べランニングコストが安くなります。また凝集汚泥が発生しないので処分費がかかりません。

3.高いリン除去率・窒素成分も除去

リン酸性リンの除去率は90%以上。さらに、アンモニア性窒素との反応なので、原水中に溶存する窒素成分が一部除去されます。

4.配管のスケールを防止

配管内にリン酸マグネシウムアンモニウムによるスケールが発生し、閉塞を起こす事例が知られています。フォスニックスにより、リン酸が除去され、スケールが防止されます。

5.生成物は粒状結晶、脱水設備が不要

フォスニックスは排水中のリンと窒素を、MAPの粒状結晶にして除去します。凝集沈殿法に比べて、二次生成物が水分の分離性に優れ、吸水性がないため、ハンドリングが容易です。またその発生量もわずかです。

6.生成物は肥料として有効利用

生成物はリン酸40%、アンモニア7%、マグネシウム10%を含む緩効性肥料として有効利用できます。
図1.フォスニックス全景

図1.フォスニックス全景

図2.回収されたMAP粒子

図2.回収されたMAP粒子

リン回収システム/フォスニックス(造粒脱リンシステム)に関するお問い合わせ

問合せ先
環境事業本部 水処理東京営業部
TEL : 03-6404-0823  FAX : 03-6404-0862

リン回収システム/フォスニックス(造粒脱リンシステム)に関するお問い合わせ

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環境事業本部 水処理東京営業部
TEL : 03-6404-0823  FAX : 03-6404-0862

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