湿式炭化による下水汚泥利活用技術/湿式炭化
分類 |
汚泥処理設備 > 資源有効利用 [この分類の技術一覧]
汚泥処理設備 > 炭化炉 [この分類の技術一覧]
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名称 |
湿式炭化による下水汚泥利活用技術 |
商品 |
湿式炭化 |
会社名 |
株式会社 神鋼環境ソリューション[会社概要][技術情報一覧] |
お問い合わせ先 |
水環境事業部 水環境営業部
TEL:03-5931-3714 FAX:03-5931-5706 |
概要
湿式炭化(※)により従来の炭化プロセスよりも省エネルギーで、燃料や肥料利用が可能な炭化物を製造する技術です。バイオガス発電排熱等を利用して効率的に炭化物を製造することで、下水処理の脱炭素化に貢献します。
※脱水汚泥を容器内で加圧・加熱して、スラリー状態(湿式状態)で炭化する技術
特徴
●湿式炭化を用いた省エネルギーな技術
炭化促進剤を添加して湿式炭化した後、圧搾により固液分離します。
炭化物から塩素等の溶解成分の分離が可能であるほか、水分蒸発に係るエネルギーが不要となるため炭化の省エネルギー化を実現します。
●製造された炭化物の燃料または肥料利用が可能
製造された炭化物は投入汚泥と同等の固形分発熱量を有し、JIS Z7312「下水汚泥固形燃料」を満足する固形燃料として利用が可能です。
菌体りん酸肥料の基準値も満足し、肥料としての利用が可能(※)です。
※炭化物の重金属濃度は、令和5年4月20日付け国土交通省事務連絡「下水汚泥資源の肥料利用の拡大に向けた検討について」に示された方法により概算可能
適用
・対象汚泥 :嫌気性消化汚泥
・投入汚泥濃度:含水率70~90%
・施設規模 :投入汚泥量5t-wet/日以上
75t-wet/日以下では反応器は原則1系列
75t-wet/日超では反応器は原則複数系列
※適用条件外の原料を受け入れる場合は、試験機による試験を実施し、想定される炭化物性状の確認を行うこととします。
導入効果
●下水処理のCO2収支≦0を実現
嫌気性消化との組み合わせにより、処理場外での炭化物の燃料利用による削減分を含めると、下水処理のCO2収支
マイナス(排出<削減)※を実現します。
※脱水汚泥25t-wet/日規模(流入下水量50,000m3/日相当)にて試算
●燃料化のエネルギー自立を実現
蒸発を伴わずに効率的に水分を分離することにより、燃料化に要するエネルギーを上回る熱量を有する燃料化物を創出し、燃料化のエネルギー自立を実現します。
公的認知
日本下水道事業団 新技術Ⅰ類(2025年)
外観写真
湿式炭化外観
湿式炭化による下水汚泥利活用技術に関するお問い合わせ
問合せ先
水環境事業部 水環境営業部
TEL:03-5931-3714 FAX:03-5931-5706
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