一般社団法人日本下水道施設業協会オフィシャルサイト

ホーム

お知らせ

技術資料

会員ページ

お問い合わせ

技術ギャラリー
(製品・技術紹介)

マンホールポンプシステム/-

分類 ポンプ・送風機設備 > 汚水ポンプ [この分類の技術一覧]
電機設備 > 監視制御・情報伝達 [この分類の技術一覧]
名称 マンホールポンプシステム
商品 -
会社名 株式会社 鶴見製作所[会社概要][技術情報一覧
問合せ先 営業推進部
TEL : 06-6911-2355(代表)  FAX : 06-6911-1800

概要

近年の中山間地域における下水道の普及拡大は、管路施設のコスト縮減が急務であり、比較的高揚程に対応した小規模マンホールポンプ施設が必要となっている。又、点在するマンホールポンプ施設の維持管理コスト縮減など、設置条件や維持管理方法に適した製品要求は多岐にわたっている。
当社では、マンホールポンプシステムとして要求仕様に最適な製品群を用意しており、今回、小水量運転域で高揚程を実現した「可変速ドライバ付水中渦流形ポンプ」と、維持管理業務の軽減に適した「マンホールポンプ中央監視システム」をご紹介します。
尚、「可変速ドライバ付水中渦流形ポンプ」は、(株)酉島製作所と共同で、(財)下水道新技術推進機構より、建設技術審査証明(下水道技術):審査証明 第0325号を平成16年3月3日に取得した。

特徴

1. 可変速ドライバ付水中渦流形ポンプ
 本ポンプは、従来型ボルテックスポンプと、専用インバータである可変速ドライバとの組合せで構成され、従来型ポンプの異物通過粒径の大きい構造を保持したまま、小水量運転域において高揚程性能を有し、従来型ポンプに比べて1~2ランク低出力のポンプ選定を可能としました。計画仕様に最適な本技術ポンプを選定することで、マンホール号数の小形化による建設コストの縮減も可能です。更に、契約電力の低減、ポンプの小型・軽量化により維持管理コストの縮減が図れます。

2. マンホールポンプ中央監視システム
 本システムの構成は、機場監視通報装置を子局としてマンホールポンプ場に設置し、処理場等に中央監視装置を設置するのが標準です。子局装置は、“通信プロトコルMP99対応”の電話回線式通報装置や、無線式通報装置、これらの混在等、現場状況に応じてフレキシブルなシステム構成が可能です。本システムは維持管理業務の支援を図るため、履歴データの利用/応用が容易に行えるシステムとなっています。また、システムの監視はインターネット環境のPCからも行えます。

適用

1. 可変速ドライバ付水中渦流形ポンプ
 ポンプ形式:ボルテックスポンプ
 ポンプ口径:50~100mm
 ポンプ出力:0.4~7.5kW
 異物通過粒径:100%シリーズ、70%シリーズ

2. マンホールポンプ中央監視システム
 子局装置 :電話回線式(一般公衆回線方式)/無線式(特定小電力無線方式)/混在式(電話回線式と無線式の混在)
         [通信プロトコルMP99対応]
 監視機場数:1システム当たり最大100機場まで接続可能

実績

1. 可変速ドライバ付水中渦流形ポンプ
 平成11年度より販売開始、平成16年3月:建設技術審査証明(下水道技術)を取得

2. マンホールポンプ中央監視システム
 平成10年度より販売開始、平成16年度に機能を大幅増強

原理

1. ポンプの構成
 可変速ドライバ付水中渦流形ポンプ(以下“本技術ポンプ”)は、従来型ボルテックスポンプ(以下“従来型ポンプ”)と専用インバータである可変速ドライバと組み合わせで構成される。
 可変速ドライバは、負荷一定制御とよぶ独自の制御プログラムを搭載し、ポンプの回転速度を自動制御して高揚程化を実現したポンプである。
 また、ポンプに内蔵するオイルリフター(メカニカルシール潤滑装置)により、潤滑油が減少した場合でも安定したメカニカルシールの潤滑特性を維持できる。
2. 負荷一定制御
 本技術ポンプは、従来型ポンプの負荷特性に着目し低負荷側の小水量運転域では定格負荷に達するまで回転速度を上昇させて高揚程化を図り、逆に、高負荷側の大水量運転域では定格負荷以下まで回転数を低下させて過負荷運転を防止する。
 可変速ドライバによるこのような回転速度制御を「負荷一定制御」という。
 この結果、本技術ポンプは,ポンプ運転全域でモータ能力を十分に生かした運転を行うことができ、従来型ポンプの異物通過粒径の大きい構造を保持したまま、小水量運転域における高揚程化を図ると共に、ポンプ全運転域で過負荷運転を防止することを実現した。
3. ポンプ性能調整機能
 本技術ポンプは、可変速ドライバのボタン操作により簡単にポンプ性能調整ができ、以下の特長がある。
①ボタン操作手順以外に専門的な知識は不要である。
②施設設置直後、いつでも調整できる。
③可逆性があるため、性能の再調整もできる。
④ポンプ選定は、ポンプ設計全揚程および吐出し量を満足するポンプを選定するだけで良く、将来的な補修やポンプ更新も容易となる。
4. オイルリフター
 オイルリフターは、メカニカルシールの安定した循環特性を維持できる潤滑装置である。オイルリフターは、潤滑油が受ける遠心力をオイルリフターに内蔵されたガイドベーンによって潤滑油を上昇させる力に変換する。これにより、オイルリフター内の潤滑油は、下部から上部へと循環流れを形成し、メカニカルシールの周囲を満たすようになる。この結果、オイルリフターを用いることにより、潤滑油が減少した場合でも安定した潤滑特性を維持することができ、潤滑油の交換周期をさらに延長することを実現した。

技術審査証明の範囲

1. 本技術ポンプは、従来型ポンプの異物通過粒径の大きい構造を保持したまま、小水量運転域において高揚程性能を有し、従来ポンプに比べて1~2ランク低出力のポンプ選定が可能となる。
 その結果、契約電力の低減ができること、ポンプが小型・軽量となり、保守点検が容易になる。
2. 可変速ドライバの負荷一定制御により、小水量から大水量までポンプ運転全域において過負荷運転を防止でき、又、ボタン操作により、簡単にポンプの性能調整ができる。
3. ポンプに内蔵するオイルリフターにより、潤滑油が減少した場合でもメカニカルシールの上部シール端面温度上昇を軽減し、安定した潤滑特性を維持できる。
図1.ポンプ高揚程化の原理

図1.ポンプ高揚程化の原理

図2.オイルリフターの動作原理

図2.オイルリフターの動作原理

システム概要

維持管理作業の効率化、コストの縮減が求められる近年、維持管理の目的や作業内容を見つめなおし、維持管理業務の主要システムとしてご利用いただけるよう「マンホールポンプ中央監視システム」の機能を大幅に増強しました。これにより、維持管理技術を集約させることができ、少人数で効率が良くかつ高レベルの維持管理が可能となります。

システム構成

マンホールポンプ施設に設置する通報装置は、従来どおり高機能で汎用性の高いMP99プロトコルに対応した機場監視通報装置を採用し、電話回線式・無線式にて情報を収集します。
さらに、さまざまな維持管理体制に対応できるように、ネットワークに接続されたパソコンからもインターネットエクスプローラを用いてさまざまな情報が閲覧できるようになりました。

システムの特長

1. 機場監視通報装置が24時間休まずマンホールポンプ施設を監視します
電話回線式・無線式のそれぞれの通報装置に対応しており、マンホールポンプ施設数、設置場所など、現場に最適な通報装置を選定していただけます。

2. 異常発生時に、現場復旧作業に必要となる情報をまとめて通知します
地図機能による場所の確認、関連する機場の現在状態、過去の異常発生状況とその対策などの情報が自動抽出され、設定された通報先へFAXします。制御盤キーの種類や、機場固有の必要機材等、思わず迷う様な事項を異常通報FAX用特記として自由に編集することができます。

3. 毎日の運転データを自動収集するだけでなく運転状態を自動診断します
自動で収集した運転時間データを用いて月毎のポンプの運転時間差を自動演算し、バラツキがないか自動診断します。

4. 故障対応や定期点検などの記録が手軽に作成できます
異常発生時には、通報装置の監視データから対策入力シートを自動生成します。また、メンテナンス時は、作業記録毎にポンプ運転時間を自動集計し登録しますので、作業のたびにポンプ運転時間をメモする必要はありません。
これらの記録は、見たい情報を選択するだけで容易に確認できます。

システムの主な仕様

監視機場数 :100機場(通信装置対応機場)
監視端末 :MP99プロトコル対応通信装置
通信回線 :一般通信回線(管理機場数に応じて、1~3回線を選択できます。 推奨2回線)
図1.システム構成図「マンホールポンプ中央監視システム」

図1.システム構成図「マンホールポンプ中央監視システム」

マンホールポンプシステム/-に関するお問い合わせ

問合せ先
営業推進部
TEL : 06-6911-2355(代表)  FAX : 06-6911-1800

Page Top