流動焼却炉/過給式流動焼却炉
| 分類 |
汚泥処理設備 > 焼却・溶融 [この分類の技術一覧]
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| 名称 |
流動焼却炉 |
| 商品 |
過給式流動焼却炉 |
| 会社名 |
月島アクアソリューション 株式会社［会社概要］［技術情報一覧］ |
| お問い合わせ先 |
水環境事業本部 事業統括部
TEL : 03-5560-6530（直通） FAX : 03-3533-4103 |
概要
過給式流動焼却炉は、下水汚泥焼却時に発生する排ガスを利用して過給器を駆動させ、燃焼空気を作り出し圧力下で燃焼させる次世代型気泡流動焼却炉です。
従来の気泡流動焼却炉と比べて、消費電力・温室効果ガス排出量を大幅に削減することができる、省エネルギー型焼却炉であります。
特徴
1) 消費電力40％以上削減
過給器によって排ガスから燃焼空気を作り出すため、従来の気泡流動焼却炉で必要だった流動ブロワが不要になり、また圧力下での燃焼になるため、排ガスを系外に搬出する誘引ファンも不要になることから、消費電力を40％以上削減することができます。
2) 燃費10％以上削減
圧力下で燃焼させることにより焼却炉容積が小さくでき、放熱面積が減少することによって燃費を10％以上削減することができます。
3) N₂O50％以上削減(850℃高温焼却と比較して)
圧力下で燃焼させることにより局所的な高温領域を形成し、温室効果ガスであるN₂O発生量を50％以上削減することができます。
4) 温室効果ガス排出量40％以上削減
消費電力・燃費・N₂Oの削減効果により焼却炉設備全体で温室効果ガス排出量を40％以上削減することができます。
5) 低負荷運転への対応
運転圧力を調整して燃焼空気の体積を変化させることによって、低負荷運転時にも燃費悪化を抑制した運転が可能です。
実績
①東京都 葛西水再生センター 300t/日 （2014年3月）
②神奈川県 四ノ宮管理センター 100t/日 （2014年3月）
③大阪府 中央水みらいセンター 100t/日 （2016年2月）
④甲府市 甲府市浄化センター 60t/日 （2015年7月）
⑤日本下水道事業団 千葉市南部浄化センター 70t/日 （2018年9月）
⑥大阪府 北部水みらいセンター 205t/日 （2019年5月予定）
⑦神奈川県 四ノ宮管理センター 100t/日 （2019年3月予定）
⑧東京都 みやぎ水再生センター 300t/日 （2020年3月予定）
⑨東京都 葛西水再生センター 300t/日 （2022年3月予定）
＜構造概要＞
① 排ガスにより過給器を駆動させて約150 kPaの圧縮空気を作り出し、燃焼空気として焼却炉に流入させることで焼却炉を正圧状態にします。
② 過給器によって燃焼空気が炉内に供給されるため、従来用いられていた流動ブロワが不要になります。また、従来は負圧下での燃焼であるため、排ガスを系外に排出する誘引ファンが必要でしたが、当焼却炉は圧力下での燃焼になるためこれも不要となります。
③ 圧力下での燃焼を行うので排ガスの容積が小さくなり、焼却炉も小さくすることができます。
図1. 過給式流動焼却炉システム
図2. 過給器概要図
過給式流動焼却炉 実設備
流動焼却炉/過給式流動焼却炉に関するお問い合わせ
問合せ先
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