高効率省エネ型OD法/OD法における二点DO制御システム
| 分類 |
水処理設備 > 反応タンク [この分類の技術一覧]
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| 名称 |
高効率省エネ型OD法 |
| 商品 |
OD法における二点DO制御システム |
| 会社名 |
前澤工業 株式会社［会社概要］［技術情報一覧］ |
| お問い合わせ先 |
環境ソリューション事業部 官需推進部 営業企画課
TEL : 048-253-0907（直通） FAX : 048-253-0056 |
概要
高効率で省エネルギーを実現できるOD法の新技術で、一時的な高負荷運転（処理能力の増強）が可能なため、柔軟で効率的な建設計画と維持管理コストの縮減が可能です。
特徴
1.処理能力の増強が可能
センサーを用いた自動制御を行うことで従来より短い滞留時間で安定した処理が可能なことを実証実験により確認し、設計手法の一般化も図っています。
2.消費電力の削減
高効率な曝気撹拌装置と自動制御の組み合わせにより、従来型で最も性能の高い縦軸ODと比較し30%以上の消費電力削減となります。
3.自動制御で安定処理
流入水量や水質の変動に対して、センサーを用いた自動制御を行うため、運転管理者の経験値の大小にかかわらず、良好な処理水質と省エネルギーを両立する最適な運転が可能となります。日々の運転管理業務負担を軽減することが可能です。
4.容易なメンテナンス
縦軸水流発生装置の駆動部は、OD槽上部にあり、水中部にメンテナンス箇所がありません。 DO計は、蛍光式を採用しており、電解液や隔膜の交換が不要なため保守の必要がほとんどありません。
適用
汚水処理施設の統廃合（処理量増）、し尿受入れ（負荷増）
システムの構成
縦軸水流発生装置
散気装置
蛍光式溶存酸素計（DO計）
コントロールユニット
送風機
定流量可動堰（オプション）
原理
OD槽内に設置した2ヶ所のDO計の値を用いて、当該2点間のDO濃度の勾配が一定となるよう、曝気風量（送風機の回転数）と循環流速（縦軸水流発生装置の回転数）を独立して自動制御を行います。
これにより、流入負荷変動とこれに伴う活性汚泥の酸素消費速度の変動によらず、OD槽内に空間的に好気ゾーンと無酸素ゾーンを安定して形成。 連続曝気の条件下でも安定した処理が可能になるとともに、流入負荷量に応じた酸素供給が行われることにより、省エネルギー化も図ることができます。
図2．超微細散気装置
図3．定流量可動堰（オプション）
図１．LANDOX水流発生装置
導入実例
生活排水処理施設の統廃合により、流入水量負荷量が増加し、既存施設では処理能力が不足する一方、将来的には人口減少により流入水量の減少が予想されています。
既設と同じスクリュー型エアレーション装置（従来装置）を用いた既計画では、既設の水処理施設（反応タンクおよび最終
沈殿池、以下同じ）1系列の設備増設に加え、新たに水処理施設1系列の増設が必要でした。
これに対して、本装置を導入した新計画では、既設の水処理施設1系列の設備増設に加え、既設の反応タンク1池の従来装置
を本装置に更新し、2池で高負荷運転（HRT約20時間）を行うことにより、水処理施設の増設が不要となりました。
高効率省エネ型OD法/OD法における二点DO制御システムに関するお問い合わせ
問合せ先
環境ソリューション事業部 官需推進部 営業企画課
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