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株式会社 日立プラントサービス

処理装置
本社 〒170-6038
東京都豊島区東池袋三丁目1番1号 サンシャイン60 34階
https://www.hitachi-hps.co.jp/
担当部署 営業統括本部 社会システム営業本部 水処理営業部 TEL : 03-6386-3005
FAX : 03-6386-3054

技術紹介

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名称/商品名 概要
包括固定化窒素除去システム/省エネルギー型「ペガサス」 「ペガサス」は、比重が1よりわずかに大きく、流動が容易で、表面あるいは内部に硝化菌を増殖させることが可能なバイオエヌキューブ(硝化ペレット)を好気タンクに添加する硝化促進型担体添加法です。バイオエヌキューブの添加により硝化菌を高濃度に保持し、硝化・脱窒処理の効率化を図ることで従来法に比べ省スペースで窒素を処理する方法です。
 これまでの納入先における経験を踏まえ、省エネルギーで使いやすい省エネルギー型「ペガサス」を標準化しました。
単槽式MBRと高速凝集沈殿法による可搬式仮設水処理装置/日立仮設水処理ユニット  近年、下水処理場では、施設の老朽化による本格的な再構築の時期を迎えつつあります。小規模下水処理場では、反応タンク等の水処理施設を1池しか有していないケースや、複数池を有していても、1池を停止した場合に処理能力が不足する等、再構築工事の期間中、仮設処理を要するケースが少なくありません。中には、山間部等の狭隘な敷地に立地し、仮設処理を行う場合、敷地上の制約が生じるケースもあります。 このような課題に対して、省スペースかつ可搬性のある仮設水処理装置が求められますが、これまで実績のある装置はありませんでした。
 そこで、弊社は、日本下水道事業団、㈱日立プラントサービスとの共同研究「高速凝集沈殿法及び膜分離活性汚泥法を用いた災害時応急復旧処理技術の開発」(平成25~28年度)を通じて、可搬式仮設水処理装置の開発、実証を行いました。この共同研究成果に基づき、平成29年3月、「単槽式MBRと高速凝集沈殿法による仮設水処理ユニット」(以下、「本技術」)として、日本下水道事業団の新技術Ⅰ類に選定されました。
大口径ノズル、自吸式揚砂ポンプを使用した低圧集砂・揚砂システム/日立低圧集砂装置  近年、下水処理場の沈砂池設備では、施設の老朽化による再構築が進められています。 従来の沈砂池設備では、集砂・揚砂にバケット形式が、搬送にコンベヤ形式が主に採用されてきましたが、残留水からの臭気の抑制、設備配置の複雑化の改善に加え、沈砂池のドライ化のニーズから、揚砂ポンプ方式へ見直しされる例が増えています。揚砂ポンプ方式は、圧力水を使って集砂を行い、ポンプによって揚砂を行いますが、沈砂を配管により搬送するため臭気の拡散を抑制できるなど作業環境の改善に寄与できる一方で、沈砂池内に設置している機器の維持管理性の向上が課題でした。 そこで弊社では、沈砂池上部に設置した集砂ノズルと自吸式ポンプを組み合わせた、「日立低圧集砂装置」を開発しました。
ユニット型耐食性除塵機/ユニスマートスクリーン  近年、小規模の中継ポンプ場における除塵機の再構築工事において、工事期間中のバイパス水路がない、除塵機の後段からの逆流があるなど、長時間、流入汚水を停止できない場合があります。そのため、除塵機の撤去・据付工事期間が短く設定される場合や夜間作業が必要となるなど、水路内作業の簡素化が課題となっています。また小規模の中継ポンプ場に限らず、沈砂池のような腐食環境における機器の再構築においては、より一層の耐食性の向上が求められています。
 そこで独自のオールステンレス一体構造による、ユニット型の連続式耐食性除塵機 「ユニスマートスクリーン」を開発しました。
日立長寿命型汚泥搔き寄せ機/「サスティナチェーン」  汚泥かき寄せ機は下水処理場において固液分離という非常に重要な役割を担っており、かき寄せ機に求められる要素は、耐食性、耐摩耗性に優れ、工事やメンテナンスにおける省力化のため軽量化、更なる低動力化、リサイクルが容易なことなど非常に多岐に亘っております。これらの要求に対応する形で近年では、軽量で耐食性の優れた樹脂チェーンの汚泥かき寄せ機が多く採用されるようになり、更に耐摩耗性を向上させたノッチ式も普及しております。しかし、樹脂チェーンは、機械的強度、酸腐食への耐性という点において改善の余地があります。特に、最初沈殿池は運用上、長期間、槽を空にするケースが多く、その際に樹脂部品の酸腐食が進行することが懸念されています。その他にも、定期的な伸び調整が必要、金属製品と比較してリサイクルしにくい等の課題があります。そこで、主務チェーンに軽量の300クラスチェーンを採用し、耐食性、耐摩耗性、省エネルギー性に優れ、伸び調整が少なくリサイクルも容易という特長に加え、耐震性を向上させた「サスティナチェーン」を製品化しました。
粗目・細目兼用除じん機/デュアルスクリーン 下水処理場やポンプ場に設置されている除じん機の目幅縮小化を検討する場合は、通水能力の低下による上流部での浸水などの影響が問題となります。また、3面ろ過が特徴で通水能力が大きな、ろ面循環式除じん機を設置する場合、通水能力は大きい反面、夾雑物の搬送・分離設備等の周辺設備改良を考慮する必要があります。粗目・細目兼用除じん機/デュアルスクリ-ンはこうした問題を解決する除じん機です。目幅の異なる2種類のスクリ-ンを組み合わせることにより、従来型除じん機に比べて大きな通水能力を有します。また、既設の除じん機と同じ構造で製作できるため、周辺設備の改造を最小限にすることができます。
沈砂池機械設備/日立配管移送型しさ洗浄装置  分流式(一部合流式)の汚水中継ポンプ場では、流入しさ中には汚物が含まれることから従来設備では充分に洗浄されない場合に悪臭が発生する等の課題がありました。さらに、様々な形状のものが含まれることからベルトコンベヤによる移送が一般的でしたが、沈砂池室内においてベルトコンベヤ等の機械設備を乗継ぐ必要がある場合が多く、充分な設置スペースを確保できないことから、更新する機械設備は省スペース化が求められていました。
 日立配管移送型しさ洗浄装置は、しさの破砕、洗浄、ポンプ移送を一体構造にしたユニット構造です。破砕機は水槽内に設置し、移送ポンプは槽外形無閉塞ポンプでしさ分離脱水機に配管移送します。洗浄したしさを配管により上下方向へ移送することが可能であり、省スペース化に寄与すると共にレイアウトの自由度も増します。さらに、一定時間バルブ切替えにより循環洗浄を行なう機構を付属することで、上水の使用量を抑えることが可能です。また汚水ポンプ井の上澄水、雨水も利用可能です。

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